コウメの散歩道

しばらくすると先生から返事が来た

「暇なの？」

長々と送ったメールに対してそれだけの返事だった事を覚えてる

そして、どういういきさつでかはもう覚えてないけど、先生と会う事になった。

慣れないメイクしてみたり、どの服を着ようか迷ったり、あまりの突然の出来事にパニックになりながらも、ちゃんと先生への想いに胸をドキドキさせてた。

そして、緊張しながら待ち合わせ場所で待ってると、一台のタクシーが目の前に止まった。

手も挙げてないのに止まったことに挙動不審に少しこの場所から離れようとした時、ドアが開き「乗って。」と声がした。

見ると、先生。

タクシーでの登場に少し可笑しかった。

向かった先は小さなCafe。

知り合いのお店らしく、可愛らしい店内。

二人で真ん中のテーブル席に座り食事をした。

何食べたかは覚えてないけど、あまりの緊張にお腹すいてないのに、注文した料理を必しこいて食べたのだけは覚えてる。

何話ししたのかも覚えてない。

2時間くらい、Cafeでゆっくりして、店を後にした。

タクシーを捕まえて二人で乗り込み、夜の街を走るタクシーの窓から、流れる景色をぼーっと眺めてた


つづく…



コウメより