コウメの散歩道

コウメが高校生2年生の時の話。


教育実習の先生がやってきた。
先生は24歳。

夢や目標を生徒に一生懸命話す先生。

そんな先生を好きになりました。

教育実習の先生はクラスの女子から人気者で、先生の取り巻きがいて、コウメは遠くで見てるだけ。

ミーハーな事が出来ない。(人見知り)
人からはクールだと言われてたりした。
同級生からは『ちゃんづけ』されるコウメでした。


先生が好きなのに近づく事も出来なければ、しゃべる事すらできなかった。


でも、迎えた体育祭で、クラスの子が出場している対戦を遠くで座ってみていると、先生が隣に来てコウメのそばに座った。


緊張しすぎて、胸のドキドキが聞こえないか心配した。

何喋ろうか頭が真っ白の中、先生に喋りかけたのは、『先生は何で先生になりたいんですか？』


そしたら、先生は楽しそうにそして、目をキラキラさせて、先生を目指すきっかけを話してくれました。


夢を追い掛けて頑張る人。そんな先生をますます好きになったのを覚えてます。


でも実習期間も終えて、ちゃんとサヨナラも言えずに、クラスのお別れ会程度でコウメの恋に終止符が打たれた。


家に帰って、部屋の窓越しに座り外の風景を見ながら泣いた

3時間くらいそこに居座ってた

やっぱり先生にちゃんとサヨナラ言いたいとおもい

いろんな手を使って先生の携帯番号とアドレスを入手

そして、先生へメールを送信した


続く…





コウメより